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  3. デザイナーズマンションのメリットとデメリット

マンション

デザイナーズマンションをご存知ですか?

不動産関連に特に興味をお持ちで無くとも、記憶の片隅に何となく残っていたり、唐突に目や耳に飛び込んで来る「単語」として取られておられるのが「デザイナーズマンション」なる存在ではないでしょうか。

ちなみにこの名詞を補足解説しますと、その字面から連想出来る通り、設計者がデザイナーであり、随所にこだわりを具現化したマンションを指す総称です。
英単語の所有格なる学生時代の記憶をお持ちの方への蛇足になりますが、デザイナーが所有もしくは居住するマンションを指す言葉ではありません。

ちなみに「これこれの条件を満たしてこそデザイナーズマンションである」的な定義は存在せず、不動産業者が「同物件はそうです」と声にするか否か、全てはそれ次第の、非常にアバウトなカテゴリに属する不動産です。
ここでは一般的にはまだ決して、広く浅く周知されているとは言い切れないデザイナーズマンションが有する、それらならではのメリットとデメリットを、敢えて掘り下げ過ぎぬ視点から検証してみたいと思います。

全てがスタイリッシュとは限らぬ個性

「マンション」なる西洋建築に「デザイナーズ」が加わる総称で紹介される不動産となれば、最先端の機能性を誇るスタイリッシュな居住空間をイメージしがちですが、ここで冷静に再検証いただきたいポイントが見逃せません。
デザイナーズマンションとは、設計者であるデザイナーの拘り、すなわち己が作品としての譲れぬ世界がダイレクトに三次元化された物件である点を見落としてはならないのです。

例えば遊び心に満ちた設計者にとっては「粋」を表現したつもりで、全体は最先端の洋風空間にも関わらず、バストイレだけ思いっきり昭和の和風という可能性もゼロとは言えません。
あるいは有る程度こうした物件に対する予備知識をお持ちの方々が連想される、コンクリート打ちっぱなしの「剥き出し室内」は、必ずしも不特定多数の方々にとって心地良い環境とも言い切れません。

その名の通り、最優先されるのは今後入居される事となる、設計者が未だ見ぬ方々の居住性では無く、デザインを担当された方々が妥協したくない「デザイン」なのが、これら物件に共通する優先順位です。
購入をご検討の方々が求める空気感とジャストフィットすれば、勿論最適空間と映る一方、全く逆の物件と映る可能性も否めません。

メリットと確信出来る個性も、別の価値感を用いれば許容範疇外としか思えない可能性が否めぬ、表裏一体の落差が極めて強い不動産物件、それがデザイナーズマンションだと捉えておきましょう。

カテゴリー : house